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古いスマホで撮り続ける「見えないコスト」
夫婦揃ってiPhone17を買いました。2台で約25万円。大きな出費です。
買い替え前は、2人ともiPhone 12 miniを使っていました。購入から数年が経ち、バッテリーの最大容量はどちらも80%を切っている状態。ストレージの空きもほとんどありませんでした。
バッテリーが劣化したiPhoneには、地味に厄介な症状が出ます。電池残量が少なくなるとスマホの動作が不安定になり、カメラのシャッタースピードが異常に遅くなることがある。子供が笑った瞬間にシャッターを押しても、処理が追いつかずにブレた写真しか残りません。
Appleの仕様上、バッテリーの最大容量が80%を下回ると、突然のシャットダウンを防ぐためにiPhone自体が性能を制限する仕組みが作動します。つまり、バッテリーがへたったスマホは、カメラとしても性能が落ちているということです。
もっと単純な問題もあります。そもそもバッテリーがなくて、撮りたい瞬間に電源が入らない。モバイルバッテリーを常に持ち歩く手間もある。ストレージがいっぱいで「写真を撮れません」と表示される。
これらは全部、「古いスマホを使い続けるコスト」です。お金はかかっていないけれど、撮り逃した写真は二度と戻ってきません。
なぜ「今」買い替えたのか
子供が生まれたからです。理由はシンプルで、それ以上でもそれ以下でもありません。
夫婦ともに、無駄な買い物をしないタイプです。10万円を超える買い物はなおさら慎重になる。出産がなければ、2人ともしばらく古いスマホを使い続けていたと思います。
ただ、子供の成長期は一生に一度しかありません。寝返りを打つ瞬間も、初めて笑う顔も、同じ表情は二度とありません。「撮りたいときに撮れない」という状況が、取り返しのつかない損失だと感じました。
「バッテリーが問題なら、バッテリー交換すれば安く済むのでは?」と思うかもしれません。自分たちもそれは考えました。ただ、バッテリーを交換してもカメラは12MPのまま変わらない。ストレージの容量も増えない。
バッテリーだけの問題ではなく、カメラ性能とストレージを含めた「撮影環境全体」を更新する必要がありました。25万円という金額は確かに大きいです。日割りにすれば1日あたり約340円(2台合計、2年使用想定)。
こういう計算は何でも安く見せられるので、自分でも都合のいい論法だとは思います。ただ、子供の写真を毎日撮ることを考えると、2年間で元が取れるという感覚は嘘ではありませんでした。消費ではなく、記録のためのインフラ投資だと考えています。
iPhone 12 miniからiPhone17に替えて変わったこと
バッテリーを気にしなくなった
iPhone17のバッテリー容量は約3,692mAh。iPhone 12 miniの約2,227mAhから大幅に増えています。Apple公称の動画再生時間は最大30時間で、12 miniの15時間からちょうど倍です。
実際に使っていて、朝から夜まで充電を気にすることがなくなりました。モバイルバッテリーを持ち歩く必要もない。「バッテリー残量を見てから写真を撮るかどうか判断する」という小さなストレスが消えました。
カメラの画素数が4倍になった
iPhone 12 miniのメインカメラは12MP。iPhone17は48MPです。超広角カメラも48MPに統一されていて、以前のカメラでは潰れていた子供の表情の細部が、しっかり残るようになりました。
フロントカメラも12MPから18MPに上がり、正方形のセンサーが新しく搭載されました。「センターフレーム」という機能があって、スマホを縦に持ったまま横長の写真が撮れます。家族3人でセルフィーを撮る時、全員がちゃんとフレームに収まるように自動で画角を調整してくれる。これは地味に便利です。
ちなみに、カメラ性能だけを比較するなら、同価格帯のAndroidスマホの方がコスパがいい選択肢もあるとは思います。自分たちがiPhoneを選んだのは、AirDropやiCloudの写真共有を日常的に使っているからです。夫婦間のデータのやり取りがiPhone同士だと圧倒的に楽なんですよね。
エコシステムに縛られていると言えばその通りですが、実用面では助かっています。「家族共有」のしやすさは、代えがたいメリットです。
ストレージに余裕ができた
買ったばかりだから当然と言えば当然ですが、ストレージの空きが十分にあるのは快適です。写真も動画も、容量を気にせず撮れる。以前は動画を撮る前に「空き容量あったかな」と確認する癖がついていましたが、その手間がなくなりました。
入院中に実感した「バッテリーの価値」
妻は出産前後でしばらく入院していました。入院中はスマホを使う時間が長く、SNSを見たり、家族と連絡を取ったり、暇な時間を潰したりと、ほぼ一日中手元にスマホがある状態だったそうです。
iPhone17に替えていたおかげで、充電せずに1日過ごせたと言っていました。これはiPhone17だから、というよりも、バッテリーが新品になったことが大きいと思います。ただ、コンセントの位置がベッドから遠い病室もありますからね。
点滴をしながら充電ケーブルを抜き差しするのは面倒です。「充電を気にしなくていい」という安心感は、入院中のように自由が制限される環境では助かったようです。
そしてお産が始まったとき。妻は産む直前までスマホを使える状態でした。自分は病室にずっといるわけではなかったので、逐一連絡をもらっていました。比較的スムーズに進んだとはいえ、数時間は頑張ってくれていたので、その間ずっと連絡が取れたのは助かりました。
正直、自分の方がソワソワしていたと思います。後から2人で「古いスマホだったらバッテリー切れてたね」と話しました。大変なときに、バッテリー残量を気にしなくて済んだのは、買い替えた甲斐がありました。
正直、サイズと重さは気になった
iPhone 12 miniは133g。iPhone17は177gで、44g重くなっています。本体のサイズも5.4インチから6.3インチに大きくなりました。高さは約18mm、幅は約7mm増えています。
機種変更する前から「デカくて重くなるのは嫌だな」と思っていましたし、実際にしばらく使った今でもそう思うことはあります。ポケットの中での存在感は確実に増しました。ただ、これは慣れの問題でした。
1〜2週間も使えば違和感は薄れてきます。妻も特に問題なく使えていて、落として画面を割ったこともありません。たまに古いiPhone 12 miniを手に取ると、本当に小さく感じます。「よくこんな小さい画面で写真を確認していたな」と思うくらいです。大きさについては一長一短ですが、心配していたほどの問題ではありませんでした。
これからの課題:子供にスマホを壊されない対策
今はまだ大丈夫ですが、子供がハイハイを始めたり、物を掴めるようになったりしたら、テーブルの上に置いたスマホを落としたり投げたりするようになるはずです。せっかく25万円かけて買い替えたスマホを壊されるのは避けたい。
耐衝撃ケースと強化ガラスフィルムは早めに準備しておく予定です。あとは、手の届かない場所に置く習慣をつけることと、ストラップの導入も検討しています。「物理的な守り」を固めるのが一番の対策ですからね。
古いiPhone 12 miniは手元に残してあるので、子供が「スマホを触りたい」という時期が来たら、そちらを渡すつもりです。
25万円は「消費」ではなく「記録インフラへの投資」
子供の成長記録を残すためにスマホを買い替える、というのは一見すると贅沢に見えるかもしれません。実際、自分たちも「本当に今買い替える必要があるのか」と考えました。
でも、考えれば考えるほど、古いスマホを使い続けるコストのほうが高くつくと感じました。撮り逃した写真。ブレた動画。バッテリー切れで記録できなかった瞬間。これらは後からお金を出しても買い戻せません。
iPhone17の48MPカメラと30時間のバッテリー。撮りたいときに、撮りたいだけ。それが手に入ったことに、夫婦ともに満足しています。