
子育てが始まる前、私は授乳について「3時間おきにミルクをあげるんだな」くらいの理解しかありませんでした。時間の感覚や回数は頭に入っていたものの、具体的にどれくらいの手間が発生するかまでは考えていなかったです。
でも、出産前に思い至ったのは、「ミルクをあげる」ということは、そのたびに清潔な哺乳瓶を準備しなければならない、ということでした。
目次
1日8回の除菌を、数字にしてみたら
赤ちゃんは免疫が弱いので、哺乳瓶は毎回の除菌が必要です。3時間おきに授乳するということは、1日に7〜8回、この作業が発生します。
仮に1回の除菌に準備と片付けを含めて10分かかるとすると、1日で最大1時間20分。1ヶ月で約40時間です。
ただでさえ慣れないことで疲れ切っているのに、除菌という気を遣う作業を1日に8回近くこなすのは、かなりの負担になるだろうと考えました。
哺乳瓶の除菌はどれがいい?ポチットと煮沸・薬液・レンジの比較
哺乳瓶の除菌には、昔ながらの「煮沸」、「薬液」、「電子レンジ」など、いくつかの方法があります。私たちも最初はこれらを一通り比較しました。
煮沸消毒の場合
鍋でお湯を沸かして、数分間つきっきりになる必要があります。深夜にフラフラの状態でコンロの前に立つのを想像して、真っ先に候補から外しました。火を使う時点で、寝不足の人間がやる作業ではないと思ったんです。
薬液消毒の場合
漬けておくだけで手軽そうに見えたものの、液を毎日作り替えるコストと、独特のにおいが気になりました。それに、消毒液から取り出した後の乾燥はどうするのか、結局考えることが増えるだけでした。
電子レンジの場合
たとえば「コンビ 除菌じょ〜ず」のような製品は、数分で終わるのは非常に魅力的でした。しかし、加熱直後のケースが熱いことや、庫内が水蒸気でびしょびしょになることが気になりました。
毎回それを拭くのかと思うと、面倒くさがりの自分たちには続かないと判断しました。
(基本、私たちは面倒なことが嫌いなんです。)
結局、「除菌した後にしっかり乾燥までやってくれる」という一点で、ピジョンの「ポチット」しか残りませんでした。なぜポチットなのかといえば、この「乾燥まで全自動」がほかの方法にはない決定的なメリットだったからです。
1.7万円は高いか? 1ヶ月40時間の除菌作業と比べてみた
ポチットの本体価格は約17,380円(税込)。除菌グッズとしては安くない金額です。
ただ、先ほどの計算を振り返ってみてください。毎月40時間、毎日1時間以上を除菌に費やすはずだった時間が、ボタンを押すだけの数十秒に変わります。その分だけ、睡眠にあてられる。座って休める。もう1回でも多く横になれます。
寝不足でフラフラの深夜に、除菌のことを一切考えなくていい。それだけで親の体力と気持ちの余裕はまったく違ってきます。1.7万円でこの楽さが手に入るなら、我が家にとっては十分に納得できる買い物でした。
退院初日の夜。ポチットがあって助かった
我が家では入院中から準備して、退院初日からポチットをフル稼働させています。
退院した日の夜のことは今でも覚えています。深夜2時、赤ちゃんの泣き声で起きて、ミルクを作って、飲ませて、哺乳瓶を洗って。そこまでで体力は限界に近かったのですが、洗った哺乳瓶をポチットにセットして、水を入れて、ボタンを押す。
それだけで除菌から乾燥まで勝手に進んでくれました。
煮沸だったら、あの状態でコンロの火をつけて鍋の前に立つ必要があった。それを想像すると、ポチットがあって本当に助かったと思います。
ポチットの使い方とレビュー!除菌から乾燥まで全自動
操作はボタンを押すだけです。蒸気で除菌した後、そのまま乾燥まで進みます。除菌だけなら約12分で完了します。
哺乳瓶は最大5本まで同時にセットできるので、使った分をまとめて除菌することもできます。毎回同じように、安定して除菌から乾燥まで完了してくれる。人間がトングで取り出す煮沸のように「取り出すときに汚してしまう」というリスクもありません。
ピジョン ポチットのデメリット・注意点(音や光、掃除について)
便利な道具ですが、使い始めて気づいたことがいくつかあります。
1. 動作音は少しだけある
蒸気で除菌するときと乾燥のファンが回るときに音がします。ただ、それで子供が起きてしまったことは今のところ一度もありません。
2. 青いボタンの光が、暗闇だと地味に明るい
動作中に正面の青いボタンが点灯するのですが、部屋が真っ暗な状態だとこれが意外と目立ちます。壁に影が映ってしまい、たまに子供がそれを目で追ってしまうことがありました。
寝室で使う場合は、光が直接見えない向きに置くなどの工夫が必要かもしれません。
3. 週1回のクエン酸掃除は必須
これが一番の注意点です。ポチットのヒーター部分には水を溜めて蒸気を発生させる仕組みがあるのですが、1週間ほど使うとカルキ汚れが白くこびりつきます。拭くだけでは取れません。
我が家では、毎週末にクエン酸洗浄をルーティンにしています。やり方は単純で、水50mlにクエン酸10gを溶かしてヒーター部に入れ、容器を乗せずに「除菌」ボタンを押す。沸騰後に30分放置して拭き取るだけです。慣れれば5分もかかりません。
最初はサボっていたら汚れがこびりついて焦りました。サボらないほうがいいです。
「洗う」のは人間の仕事
はじめから分かってはいたことですが、ポチットは除菌と乾燥を自動化してくれるだけで、哺乳瓶を「洗う」作業自体は人間がやる必要があります。食洗機があればそちらに任せることもできますが、完全に手放しというわけではありません。
それでも、一番気を遣う「除菌」と「乾燥」が生活から消えるだけで、毎日の負担はかなり減りました。除菌が終わるのを待つ必要も、濡れた哺乳瓶を振って水を切る必要もない。
我が家では退院初日から今日まで、毎日ポチットを使い続けています。これなしで授乳生活が回るとは、今では思えません。
まとめ
哺乳瓶の除菌は、育児の中でも「回数」と「精度」が求められる地味にタフな作業です。
- 1日8回の除菌から解放される
- 除菌だけでなく「乾燥」まで全自動
- 1.7万円で親の体力と余裕を買う
これらを天秤にかけたとき、我が家にとってポチットは「高価な家電」ではなく「欠かせないインフラ」になりました。これから赤ちゃんを迎える方にとって、この記事が少しでも参考になればうれしいです。
メタディスクリプション:
ピジョンの哺乳瓶除菌乾燥機『ポチット』を退院初日から愛用しているブログレビューです。煮沸や薬液・電子レンジと比較してなぜポチットを選んだのか?気になる動作音やボタンの光、週1回のクエン酸掃除のやり方など、メリット・デメリットを正直に解説します。
記事概要:
出産準備中のパパママに向けた、ピジョン「ポチット」の実使用レビュー。1日最大8回の除菌作業を定量化し、煮沸・薬液・レンジとの消去法的な比較検討を経てポチットを選んだ理由を解説。退院初日からの使用感、動作音・青い光・カルキ汚れといったリアルな注意点、具体的なクエン酸掃除の手順までを記録した実践ガイド。